Digital Marketing Institute | デジタルマーケティング研究機構

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Web広告研究会、企業内のネット利用状況を調査 「多様な顧客ニーズへの対応が求められる」

  • 掲載日:2015年9月16日(水)
  • 委員会・ワーキンググループ:コーポレートブランド委員会


公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会(東京都中央区銀座、代表幹事:本間充)では、このたび「第6回 企業内Web閲覧環境に関する調査」を実施、本調査の報告セミナーを開催いたします。
この調査は、企業内でのWebページ閲覧環境の実際を知ることにより、先進技術を用いた情報発信が企業内閲覧者に対してどの程度到達可能であるか把握することを目的として、コーポレートブランド委員会が行ったものです。2005年から隔年で実施しており今回が6回目の実施となります。

本調査により、インターネットエクスプローラー(以下、IE) 6と7を利用する企業はほぼなくなり、IE8を利用する企業が3割程度(2013年比 2割減)であることがわかりました。

一方、企業内のWebサービスの利用は企業規模が大きいほどさまざまな制限が行われています。フェイスブックの閲覧を制限している企業は1割強(2013年比 横ばい)。ユーチューブの閲覧を制限している企業は2割弱(2013年比 1割減)、ツイッターの閲覧を制限している企業は2割弱(2013年比 5%減)と制限の割合が緩やかに減少しています。

また、急速に普及したスマートデバイスにおいては、仕事上の目的で企業発信の情報を取得する場合に個人のスマートフォンを使用する割合が6割前後となりました。企業内個人に対する情報発信において、スマートデバイス対応の重要性がますます高まっていると考えられます。

調査結果全体からは、デバイスの多様化、ブラウザなど技術の進化、SNSなどサービスの拡大、そしてそれらを利用する企業内個人の行動が大きく変化していることがみてとれました。
これからの企業の情報発信においては、多様な顧客ニーズへの対応、顧客にとって価値の高い情報の発信やサービスの充実が求められると考えます。

【調査概要】
調査対象: 日本アドバタイザーズ協会加盟企業及びWeb広告研究会加盟企業、計 559社
および官公庁103団体(省庁36、都道府県47、政令市20)を対象に実施。
調査期間: 2015年6月22日~7月21日
回収数: 180社(うち官公庁13団体)
調査方法: 郵送調査

【セミナー開催概要】
■日時:9月29日(火) 15:00-17:00
■会場:コートヤード・マリオット銀座東武ホテル 2F 桜の間(東京都中央区銀座6-14-10)
■詳細:https://www.wab.ne.jp/wab_sites/contents/2186


【調査結果のポイント】
1. 社内でもっとも多く利用されているブラウザ
社内でもっとも多く利用されているブラウザの種類を調査。
2009年から前回まで大幅増加傾向だった「IE8.x」の利用率は、今回縮小(9%→24%→46%→29%)。「Google Chrome」は前回から10%ほど増加した(9%→19%)。
IE6とIE7は1%未満となった。。



2. 閲覧制限、社内で利用できるWebサービス
Webサービス毎に閲覧状況を調査。
「閲覧、書き込みともに可能」が高めなのは『ツイッター』『フェイスブック』などで、これらは6割台後半。 一方、『2ちゃんねる』(47%)は最も低い。「閲覧不可」が高めなのは『ドロップボックス』『ライン』『スカイプ』(いずれも35%以上)など。




3. 仕事上の目的で使用するデバイス(個人所有のもの)
企業発信の情報の種類ごとに使用率を調査。
企業の公式SNS、企業発信の読み物コンテンツ、企業発信の動画コンテンツについてはパソコンの使用率とスマートフォンの使用率が拮抗している。



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