「デジタルの変化に対応できないマーケターは淘汰される −WABは継続的に新しいデジタルマーケターの人材育成を目指します−」2016年WAB宣言
- 掲載日:2016年3月24日(木)
公益社団法人日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会(所在地:東京都中央区銀座 代表幹事:田中 滋子)は、3月24日、東京・日本橋三井ホールにて、第30回WABフォーラムを行い、2016年Web広告研究会宣言としてこれからのマーケティング戦略として、「デジタルの変化に対応できないマーケターは淘汰される」の発表を行いました。
「WAB宣言」は、会員社で共有する意識をWeb広告研究会という「組織」のなかの閉じたものとせず、同じような課題を抱える会員以外の企業・個人・研究者にもディスカッションを通じて広げていきたいという趣旨のもと、2002年より発表され、今回で17回目を数えています。
※WAB=Web Advertising Bureau、Web広告研究会の略称です。
【2016年WAB宣言】
「デジタルの変化に対応できないマーケターは淘汰される
−WABは継続的に新しいデジタルマーケターの人材育成を目指します−」
誰もがインターネットを利用し、スマートフォン普及率が5割を超えるようになった現在、デジタルの役割の重要性は増し続けています。
デジタル環境の進化とそれに伴う消費者の変化は非常にめまぐるしく、時代と共にテクノロジー、フレームワーク、役割、そして必要なスキルは変化・拡大し続けています。
日々新しく出現するテクノロジーやサービス。それに躍らされるのではなく、本質を把握した上で、自社のマーケティング活動にそれぞれを取り入れるべきかどうかを判断できる知見、テクノロジーやサービスによって変化する消費者との距離感を読み取るリテラシー、どちらも欠かすことのできない能力として、より強く求められるようになっています。
全ての広告主、サプライヤー、広告会社のデジタルを担うマーケターはそのことを自覚し、その時代に合うように変わり続ける必要があると、Web広告研究会は考えております。
そこで、「デジタルの変化に対応できないマーケターは淘汰される」を宣言として、新しくマーケティングに参画するマーケティング初心者にはマーケティングのエッセンスを、長らくマーケティングに携わっているベテランにはデジタルの知見を、変化への対応の重要性を警鐘すると共に、Web広告研究会として変化に対応できるマーケターの人材育成の重要性を啓発し、取り組みを行うことを宣言するものとします。
【資料】 Web広告研究会 について
Web広告研究会は、1999年4月、社団法人 日本広告主協会 ディジタルメディア委員会内の研究会を母体として発足しました。 (注:日本広告主協会は現在、日本アドバタイザーズ協会に名称変更)
「インターネット広告に関わる全ての関係者のための情報交流の場」として、インターネット上の広告展開における様々な課題について、広告主と関連企業・団体(広告会社、メディアレップ、媒体社、調査会社、システム提供会社など)が共通の場で研究活動を行うことにより、インターネット上の広告の健全な発展を促進することを目的としています。
定期的なフォーラム・セミナーの開催のほか、各種広告手法の効果実証実験、企業サイトのプロデュースの研究とその評価、個人情報保護問題への取り組み、ブロードバンド・モバイル環境の研究、 生活者のメディア接触変化の研究などの幅広い活動を10委員会と5プロジェクトで行っております。
構成は以下のとおり
<委員会>
・コーポレートブランド委員会
・モバイル委員会
・メディア委員会
・ネットプロモーション委員会
・ソーシャルメディア委員会
・調査委員会
・サイトマネジメント委員会
・West Webマーケティング委員会
・Big Data研究委員会
・動画活用委員会
<プロジェクト>
・Web人材育成プロジェクト
・Webグランプリプロジェクト
・PRプロジェクト
・東日本大震災・被災地支援プロジェクト
・セミナープロジェクト
●会員社(2016年3月24日現在)400社
●代表幹事 田中滋子 (日本電気株式会社)
●事務所 〒104-0061 東京都中央区銀座3-10-7 銀座東和ビル8階
●Web Site http://www.wab.ne.jp/