第11回Webグランプリ Web人賞を発表!
- 掲載日:2023年11月29日(水)
- 委員会・ワーキンググループ:Webグランプリプロジェクト
332社が加盟(2023年10月末現在)する公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構(所在地:東京都中央区銀座 代表幹事:中村 俊之)は、第11回Webグランプリ( https://award.dmi.jaa.or.jp/ )の「Web人部門」、Web人大賞含むWeb人賞の受賞者を決定いたしました。
「Web人賞」は、有識者で構成されるWeb人賞選考委員会による審査会、及びデジタルマーケティング研究機構 幹事会で審議の結果、次の方々に贈賞いたします。
【Web人大賞】
パナソニック コネクト株式会社 山口 有希子 氏
【Web人賞】
一般社団法人渋谷未来デザイン 長田 新子 氏
株式会社博報堂DYメディアパートナーズ 森永 真弓 氏
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント 屋代 陽平 氏
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント 山本 秀哉 氏
株式会社博報堂 山本 京輔 氏
Web 人部門は、「人」にフォーカスした賞として、優れたウェブサイト、ウェブプロモーションにとどまらず、広くデジタルを活用したマーケティング、コミュニケーションなどの原動力となった人物にフォーカスをあて、その方の功績を讃えて表彰しており、前身となる「Web クリエーション・アウォード」(2003 年~2012 年)から毎年開催しています。
昨年までの受賞者はこちらからご覧いただけます。
https://award.dmi.jaa.or.jp/winner/
第11回Webグランプリ Web人部門 受賞者一覧
【Web人大賞】
山口 有希子(やまぐち ゆきこ)氏
パナソニック コネクト株式会社
山口氏は、日本アドバタイザーズ協会 デジタルメディア委員会 委員長として、アドフラウドやブランドセーフティなどの「デジタル広告の課題」について、業界の健全化につながる活動を精力的に実施されてきました。また、自社でのマーケティングの取り組みを積極的に発信されることにより、業界全体へのよい刺激を与えてこられました。
「世界に通用するCMOになる」との思いで実績を重ねてこられた山口氏は、今年、パナソニック コネクト株式会社の取締役CMOとなりました。DMIでは、昔から「ウェブやデジタルの仕事をしている人が上場企業の役員になる社会にしていく」という思いがありました。業界において精力的に活動していた山口氏が、日本を代表する企業グループの社員約3万人を抱える企業の取締役となったことは、変化を感じさせる大きな出来事です。これまでの活動と実績に敬意を表するとともに今回の受賞とさせていただきます。
【Web人賞】
長田 新子(おさだ しんこ)氏
一般社団法人渋谷未来デザイン
長田氏は、自身のマーケターとしてのバックグラウンドを用い、イベント、情報発信含めプロジェクトを多様なメンバーで組成し、多くの人を巻き込んだイノベーティブな渋谷の街づくりを推進されました。
また、マーケターキャリア協会理事としてキャリア支援活動も行っています。2020年に「バーチャル渋谷」を立ち上げ、今年はリアルな街に新たな体験を拡張する世界初都市型XRスポーツ「AIR RACE X」を開催し、レースが不可能な渋谷に拡張現実を通じて実現することに挑戦されました。Metaverse Japan代表理事としても、今年はラボを立ち上げ大学・企業と研究活動をスタートしました。
さらにシブヤ・スマートシティ推進機構にてデータを活用した街づくりの推進や、CCBT(シビック・クリエイティブ・ベース東京)の運営委員としてアートとデジタルテクノロジーで人々の創造性を社会に発揮するための活動も行うなど、これまでの活動と実績により今回の受賞となりました。
森永 真弓(もりなが まゆみ)氏
株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
森永氏はデジタルマーケティング、ネット広告、インターネットカルチャーに黎明期から深く関与し様々な提言を続けています。
2022年には象徴となる書籍発刊をおこない、各界にとりあげられました。これらをテーマにしたイベントや番組への出演も多く、生活者研究の目線から新しいパラダイムや仕組みを分かりやすく翻訳・言語化しました。それらビジネス界に浸透させる活動が顕著な成果を上げたことで今回の受賞となりました。
屋代 陽平(やしろ ようへい) 氏
山本 秀哉 (やまもと しゅうや)氏
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント
屋代氏と山本氏は、YOASOBIのAyase氏、ikura氏とともに、YOASOBIの企画やプロモーションを様々な形で支えてこられました。
特に2023年に入ってからリリースされた楽曲「アイドル」においては、TikTokやYouTubeなど様々なネット上での話題化の仕掛けを組み合わせられたことにより、これまで日本のアーティストでは難しいと考えられていた、ビルボードの米国外グローバルチャートでの1位獲得など、目覚ましい成功を成し遂げられましたことで今回の受賞となりました。
山本 京輔(やまもと きょうすけ)氏
株式会社博報堂
山本氏は、博報堂 ビジネスコンプライアンス局に所属する傍ら、消費者庁のステルスマーケティングに関する検討会の委員として活動されました。またWOMマーケティング協議会 (現・一般社団法人クチコミマーケティング協会) 副理事長(ガイドライン担当)として、2023年10月からのいわゆる景表法のステマ規制の施行開始にあたり、JAAやJAROをはじめ様々な講演活動や解説セミナーなどを通して、消費者庁のステマ規制の告示内容の解説、企業担当者の理解促進に努めました。また、2023年6月のWOMマーケティング協議会によるWOMJガイドラインの改訂にも尽力され、同10月からの運用開始を主導されました。
これら山本氏の功績により、企業の広告担当者、デジタル・ウェブ担当者のステルスマーケティング撲滅への正しい理解が進み、業界の健全化に大きく貢献されたことが評価され、今回の受賞となりました。
【Webグランプリとは】
Webグランプリとは、デジタル社会の発展に貢献してきた「人」と「サイト」を表彰するために設立されました。2003年から毎年開催し、これまで多くの「Web人(ウェブジン)」を輩出してきたWebクリエーション・アウォード(デジタルマーケティング研究機構(当時:Web広告研究会)主催)と、2007年から毎年開催し、日本の企業ウェブサイトの発展に寄与してきた企業ウェブ・グランプリ(企業ウェブ・グランプリ主催)を統合し、2013年を第1回として開催し、以後、毎年開催しています。
インターネットがすみずみまで行き渡った現在、ウェブサイトは社会にとって欠かすことのできないメディアになりました。特に、ソーシャルネットワークが大きな影響力を持つ昨今では、様々な情報のソースとしてもウェブサイトの重要性がいっそう高まっており、多くの方々がその運営に地道な努力を捧げています。
この「Webグランプリ」は、ウェブサイトの健全な発展をめざすとともに、【ウェブ関係者のウェブ関係者によるウェブ関係者のための賞】として優れた功績を残した企業及び人物を顕彰し、その労と成果を讃えることを趣旨としています。
表彰部門は大きく2つ「Web人部門」と「企業グランプリ部門」に分かれています。
「Web人部門」はこれまでのWebクリエーション・アウォードに相当し、ウェブ社会の発展に貢献してきた「人」に授与されます。「企業グランプリ部門」はこれまでの企業ウェブ・グランプリに相当し、各企業のウェブ担当者同士の研鑽により制作・構築された、見本とすべき「ウェブサイト」に授与されます。
◆Web人賞選考委員会 選考委員
今田 素子 2013年Web人賞受賞
(株式会社メディアジーン代表取締役CEO)
徳力 基彦 2007年Web人賞受賞
(noteプロデューサー/ブロガー)
長谷川 敦士 2012年Web人賞受賞
(株式会社コンセント 代表取締役社長)
平田 大治 2004年Web人賞受賞
(シックス・アパート株式会社 取締役CTO)
安田 英久 2010年Web人賞受賞
(株式会社インプレス Web担当者Forum編集統括)
◆Webグランプリ プロジェクト運営メンバー
◇Webグランプリプロジェクトリーダー
新井 隆之(岩崎電気株式会社、デジタルマーケティング研究機構 幹事)
◇Webグランプリプロジェクト プロジェクトメンバー
西田 健(キヤノンマーケティングジャパン株式会社、デジタルマーケティング研究機構 副代表幹事)
[この件に関するお問合せ]
公益社団法人 日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構
Webグランプリ事務局
TEL:03-3543-5855
e-mail:award-info@dmi.jaa.or.jp
お問合せフォーム https://award.dmi.jaa.or.jp/inquiries