第9回Webグランプリ Web人賞を発表!
- 掲載日:2021年11月30日(火)
- 委員会・ワーキンググループ:Webグランプリプロジェクト
342社が加盟(2021年10月末現在)する公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構(所在地:東京都中央区銀座 代表幹事:中村 俊之)は、第9回Webグランプリ( https://award.dmi.jaa.or.jp/)のWeb人部門、「Web人賞」の受賞者を審査の上、決定いたしました。
「Web人賞」は、有識者で構成されるWeb人賞選考委員会による審査会、及びデジタルマーケティング研究機構 幹事会で審議の結果、次の方々が受賞されました。
【Web人賞受賞者】(氏名50音順)
青木 秀仁 氏(Shamrock Records株式会社)
足立 義則 氏(日本放送協会)
鶴岡 裕太 氏(BASE株式会社)
西舘 亜希子 氏(popIn株式会社)
米良 はるか 氏(READYFOR株式会社)
山田 進太郎 氏(山田進太郎D&I財団)
Web人部門は、「人」にフォーカスした賞として、優れたWebサイトやWebプロモーションにとどまらず、広くデジタルマーケティングの原動力となった人物にフォーカスをあて、その方の功績を讃えて表彰しています。
昨年までの受賞者はこちらからご覧いただけます。
https://award.dmi.jaa.or.jp/winner/gp08w
第回Webグランプリ Web人部門 受賞者一覧
◆青木 秀仁(あおき ひでひと)氏
Shamrock Records株式会社
青木氏はShamrock Recordsとして2013年より「コミュニケーション支援・会話の見える化アプリ」UDトークを開発し、さまざまな領域に展開されてきました。UDトークは、発話をリアルタイムで文字起こしし、デジタルテキスト化することが可能であり、聴覚障害者のみならず、さまざまな人と人の境界を乗り越えるために用いられています。
特に昨今のコロナ禍におけるオンラインコミュニケーションが重要となる状況においては、各種オンラインツールと連携し、オンライン配信イベントなどでのリアルタイムキャプションや翻訳などで幅広い人々とのコミュニケーションに貢献されています。これらの取り組みが評価され、今回の受賞となりました。
◆足立 義則(あだちよしのり)氏
日本放送協会
足立氏はSNSから事件事故の一報やフェイク情報、トレンドなどをキャッチするSoLT(Social Listening Team)の立ち上げや、NHKのソーシャルメディアでの活動を通じて、一方通行ではない双方向のコミュニケーションモデルの構築に挑戦し、デジタル時代ならではの傾聴を活用した報道とコミュニケーションのありかたを示されたことが評価され、今回の受賞となりました。
◆鶴岡 裕太(つるおかゆうた)氏
BASE株式会社
鶴岡氏は、ネットショップ作成サービス「BASE」において、COVID-19の影響を受けた飲食店や小売店を早くから支援していました。2020年2月にはいち早くアパレルブランドの代替生産先の紹介を行い、その後もネットショップ開設や集客、資金調達や入金迅速化などの支援を打ち出していました。
「BASE」は、初めての人にも優しいシステムを基本無料で提供することで、ITやネットに詳しくない人でもネットショップを始める敷居を下げました。人びとが外出しづらい状況でもECによって事業を継続できるよう助けた点、他のECプラットフォームに先がけて支援を開始した点、そして日本各地でDX推進の端緒となった点が評価され、今回の受賞となりました。
◆西舘 亜希子(にしだてあきこ)氏
popIn株式会社
西舘氏は、popIn株式会社がインターネット上の誇大広告や差別的広告を、配信停止すると宣言する取り組みをリードし、日本でも社会問題化し始めていたネット広告の問題に一石を投じられました。特にネイティブアドの領域において停滞しているようにも見られていたネット広告の健全化の議論の再活性化がされたことが高く評価され、今回の受賞となりました。
◆米良 はるか(めらはるか)氏
READYFOR株式会社
「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」をビジョンに掲げ、クラウドファンディングサービスを10年にわたり展開し、既存概念では解決できないさまざまな社会課題へ取り組まれています。「新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金(以下、コロナ基金)」や「令和3年8月豪雨災害 緊急災害支援基金」などの取り組み、また研究や医療の分野、アート・文化・芸術領域、ソーシャルセクターへの資金調達支援といった経済合理性だけでは資金や支援が届きにくい領域への支援など、デジタルを通じた社会活動が多くの人の行動に繋がり、広げていったことが高く評価され、今回の受賞となりました。
◆山田 進太郎(やまだしんたろう)氏
山田進太郎D&I財団
株式会社メルカリ代表取締役CEOである山田氏は、一般財団法人を設立し、ジェンダー・人種・年齢・宗教などに関わらず、誰もが自身の能力を最大限に発揮できる社会の実現を目指しておられます。その第一弾として、理系職種が男性に偏り、国内の女性エンジニア比率は20%に留まるなどジェンダーバランスが崩れているという課題に注目し「高校入学時点で理系を目指す女性」100名に対して奨学金を支給するプログラムを開始されました。業界のみならず社会全体のジェンダーギャップの解消を実現するための希望ある取り組みが評価され、今回の受賞となりました。
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【Webグランプリとは】
Webグランプリとは、デジタル社会の発展に貢献してきた「人」と「サイト」を表彰するために設立されました。
これまで多くの「Web人(ウェブジン)」を輩出してきたWebクリエーション・アウォード(Web広告研究会主催)と、過去6回開催し日本の企業ウェブサイトの発展に寄与してきた企業ウェブ・グランプリ(企業ウェブ・グランプリ主催)を統合し、2013年を第1回として開催いたしました。今年が第9回となります。
インターネットがすみずみまで行き渡った現在、Webサイトは社会にとって欠かすことのできないメディアになりました。特に、ソーシャルネットワークが大きな影響力を持つ昨今では、さまざまな情報のソースとしてもWebサイトの重要性がいっそう高まっており、多くの方々がその運営に地道な努力を捧げています。
この「Webグランプリ」は、Webサイトの健全な発展をめざすとともに、【Web関係者の、Web関係者による、Web関係者のための賞】として優れた功績を残した企業および人物を顕彰し、その労と成果を讃えることを趣旨としています。
表彰部門は大きく2つ「Web人部門」と「企業グランプリ部門」に分かれています。
「Web人部門」はこれまでのWebクリエーション・アウォードに相当し、Web社会の発展に貢献してきた「人」に授与されます。「企業グランプリ部門」はこれまでの企業ウェブ・グランプリに相当し、各企業のウェブ担当者同士の研鑽により制作・構築された、見本とすべき「ウェブサイト」に授与されます。
◆Web人賞選考委員会 選考委員
今田 素子 2013年Web人賞受賞
(株式会社インフォバーングループ代表取締役CEO)
徳力 基彦 2007年Web人賞受賞
(ブロガー/noteプロデューサー)
長谷川 敦士 2012年Web人賞受賞
(株式会社コンセント 代表取締役社長)
平田 大治 2004年Web人賞受賞
(シックス・アパート株式会社 取締役CTO)
安田 英久 2010年Web人賞受賞
(株式会社インプレス Web担当者Forum・ネットショップ担当者フォーラム編集統括)
◆Webグランプリ プロジェクト運営メンバー
◇Webグランプリプロジェクトリーダー
新井 隆之(岩崎電気株式会社、デジタルマーケティング研究機構 幹事)
◇Webグランプリプロジェクト プロジェクトメンバー
西田 健(キヤノンマーケティングジャパン株式会社、デジタルマーケティング研究機構 副代表幹事)
[この件に関するお問合せ]
公益社団法人 日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構
Webグランプリ事務局
TEL:03-3543-5855
e-mail:award-info@dmi.jaa.or.jp
お問合せフォーム https://award.dmi.jaa.or.jp/inquiries