2003年下期 WAB宣言
「マス5媒体時代」
「ネット媒体」もいよいよ『第5のマス媒体』の時代へ
インターネットユーザー(以下ネットユーザー※1)は母集団として大きな勢力に成長しました。メディアとして社会的に認知された証拠として、ネット応募のみの商品プロモーション成功事例も数多く 報告されるようになってまいりました。これを裏付けるネットユーザーの媒体接触状況の調査や、検索サイト大手の一日のアクセス数などによっても、もはや「ネット媒体」は単なるマスの補完媒体の位置から、マス媒体と名実ともに言える時代になったことをここに宣言します。
●証言1.ネットユーザーは消費人口の中で大きな母集団へ
ネットユーザは人口の約1/2、全国で約6000万人以上となり、特にブロードバンド化の進展がアクティブ・ユーザーの増加を加速しており、女性のブロードバンドユーザーの増加やシニア層のネット利用率の増加も目立つようになってまいりました。
●証言2.検索サイトの1日のアクセス数が巨大化、接触率で大きな媒体に
Yahoo!JAPANの一日のアクセス数は5億8000万ページビューとなり、巨大な媒体に成長しました。また、ネットユーザーの検索・ポータルサイトへの接触率は年々増加し、一週間の同カテゴリーへの接触率は約87%(※2)までになりました。
●証言3.ネットユーザーの媒体接触時間ではテレビについで第二の媒体へ
ネットユーザーの一日の媒体接触時間調査によると、ネット媒体はテレビについで第二位となりました。特に拡大中のブロードバンドユーザーでは、更にその比率は高く24.8%(※3)までになっています。
●証言4.ネット上だけの応募受付のみの商品プロモーション成功事例の一般化
TVや新聞の告知力に頼らないデジタル・キャンペーンが急速に普及しています。特に商品自体に 告知メッセージを表示し、インスタントウィンなどを活用したプロモーションの成功事例が数多く 報告されるようになりました。これは、ネットがコミュニケーションツールとして消費者の中に広く浸透したことを物語っております。
●証言5.音声や動画の技術革新でテレビに迫る表現力の時代へ
テキスト広告の時代からバナー広告の時代を経てリッチコンテンツの時代に入り、既存の媒体では出来なかったさまざまな表現方法や機能を可能にしました。このクリエーティブの可能性の向上が、ネット媒体のマス媒体化を強力に支えるようになりました
- ※1:ネットユーザー:一ヶ月に一回以上インターネットを利用する人
- ※2:ビデオリサーチ・ネットコム(2003/7)
- ※3:ビデオリサーチ、MCR (2002/5 メディア接触時間分析結果 *関東地区データ)
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