Web広告研究会では、2012年に「Cooking Big Data～マーケティングの新しい時代へ～」という宣言を発表し、科学的なマーケティング、勘に頼らないマーケティングの啓発と、それに基づく活動を行ってきました。

Big Data研究委員会を作りその研究を行い、研究成果の一部はセミナーにて、広く発表もしてきました。Web広告研究会以外にも、一般にBig Dataとマーケティングに関する、セミナーや講演会も増えてきており、注目が集まってきたことは、皆さんもご存じのとおりです。まさに、Big Dataの活用を多くの企業に広まっています。

今まで、生産・会計・人事などの領域ではDataを活用して、適切な判断を行い、企業の成長に大きな貢献をしてきました。これらの領域では、分析に必要なデータの多くが、Company Dataと呼ばれる組織内のデータが中心でした。

そして今マーケティング領域では、インターネットや、デジタル技術の進化により、Company Dataだけでなく、市場などを理解するデータが、多量に、多種類活用できるようになってきました。このことは、今後のマーケティングに大きな革新をもた らすことになるでしょう。そして、今後ますます多様化するビジネス環境においては、Data分析・理解による判断が、ますます重要にもなるでしょう。

そこで、今年Web広告研究会では、Big Dataの活用を、トライアル活用や、研究のフェーズから、実際のマーケティングの現場で本格的に取り組むべきものと考え、「Big Data 2.0」という宣言を行います。